「年収600万円」負債はいくら?「貯蓄1000万円超」で安心か
同調査より、年収600万円世帯の負債も確認します。
年収600万円~650万円の勤労世帯
840万円(住宅・土地のための負債768万円)
年収650万円~700万円の世帯
810万円(住宅・土地のための負債758万円)
両方とも住宅ローンと考えられる負債が800万円ほどありました。
貯蓄1000万円以上と余裕がある印象ですが、家計のバランスシートをみると負債が占める割合も大きいもの。
また、これから大学などへ進学予定のお子さんがいるため、大学費用で貯蓄が大きく減る可能性もあります。
加えて、老後資金は2019年に年金以外に2000万円必要と言われています。
「人生三大支出」を考えると、50歳時点で1000万円あっても安心とはいえないでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。