ゲリラ豪雨で起こりうる被害

通勤時間帯等のゲリラ豪雨は厄介なものですが、災害にまで紐づかない方はいるかもしれません。

しかし、局地的に大雨が降ると雨水を処理しきれず、下水がマンホールからあふれたり、雨漏りや床上浸水が起こってしまったりしたケースがあります。

ゲリラ豪雨だけでなく、大雨であれば土砂災害の危険性も高まりますし、河川の氾濫なども発生しやすくなります。台風の時期とも重なるため、この時期はこうした報道が続くものです。

仮に近くに川がなくても、都市型災害で床下浸水になれば、拭いて終わりというわけにはいきません。

基礎の部分に泥などが流入している場合、床下の清掃や消毒をしなければならないでしょう。さらに床上浸水となれば、床や壁、天井、断熱材まで張り替えが必要になります。場合によっては電化製品も買い換えないといけませんね。

こうした災害は舗装された地面が多い都市部で多く発生するため、注意が必要です。

気象庁によると、2012~2021年の平均年間発生回数は、1976~1985 年の平均年間発生回数と比べて約1.4倍に増加しています。

出所:気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」