4. パートナー亡き後のことまで生活を考える
家族全員が若く元気な場合、パートナー亡き後のことまでなかなか考えないでしょう。心理的に「考えたくない」という方もいると思います。
一方で、誰しもいつどうなるかはわかりません。そして、何があった場合でも、生活はしていかなければならないのは皆同じです。
対策をきちんとしているだけで、日々の不安も減るもの。万が一のことが起こった際にも、悲しい思いをする中生活に苦しむ必要がなくなります。
では、パートナーの死亡に対して考えられる対策は何があるでしょうか。
4.1 遺族年金について知る
自分がいくらくらい遺族年金を受け取れるかで、将来の生活は大きく変わります。まずは遺族年金について調べたり、相談したりするといいでしょう。
4.2 最低限の死亡保険をもつ
死亡保険で最低限の保障をしておくと安心です。
子どもが巣立った後でも、パートナーがその後も生活できるくらいの保障があるといいでしょう。
4.3 長く働き続ける
最近では共働きや60歳以降も働くシニアが増えています。
働くことで得られる収入の安心感は大きいもの。今はパートの厚生年金の適用も拡大しています。老後を考えて働く、働き続けるのも一つです。
5. 将来のために今できることを
考えたくないパートナーの死亡ですが、何も対策をしていないのでは先立つ方も不安があるでしょう。
目を背けずに現実を見つめ、対策をすることでお互いに安心できるということも大切なのではないでしょうか。
今回の情報を参考に、パートナー亡き後のことについても考えてみてくださいね。
参考資料
- 内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版) 第1章1節3項 家族と世帯」
- 日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」
- 日本年金機構「遺族年金ガイド令和4年度版」
- 日本年金機構「Q.年金を受けていた方が亡くなったとき。」
宮野 茉莉子