まとめにかえて

年金手帳は普段意識することがない分、紛失時には慌ててしまうものです。

以前は所定の続きを踏むことで再発行が可能でしたが、2022年4月に年金手帳自体が廃止されたことに伴い、今は原則再発行されません。

必要な場合は「基礎年金番号通知書」を交付してもらえるので、手続きを行いましょう。

また年金に触れたこの機会に、自分自身が受け取れる年金について一度考えてみてはいかがでしょうか。厚生労働省年金局の「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均受給額は約5万6000円、厚生年金の平均受給額は約14万4000円です。

加入期間や現役時代の報酬によっても変わるので、「ねんきんネット」などで個別にシミュレーションしてみるといいでしょう。

身近なようであまり知らない年金について、この機会に調べてみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子