1.公的年金(国民年金・厚生年金)の仕組みを知ろう
まずは日本の年金制度について詳しく知りましょう。日本の公的年金は、「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2階建ての制度となっています。
1.1 1階部分の国民年金
- 国内に住む20歳から60歳までの方に原則、加入義務がある
- 毎月の保険料は加入者一律
- 自営業者や扶養されている配偶者などが該当する
- 480月(40年)の支払いで満額
国民年金は未納月があるとマイナス調整されるため、加入月数が重要です。
ちなみに今年度の満額支給は、前年比で0.4%引き下げられて6万4816円が2022年6月15日から支給となりました。
1.2 2階部分の厚生年金
- 会社員や公務員などが国民年金に上乗せで加入(パートも適用が拡大されている)
- 収入に応じて保険料を仕払う
収入が多いほど将来の受け取り額が多くなるため、厚生年金は収入も重要となります。
次に厚生年金の平均月額を確認してみましょう。