【転職後】労働時間は減るのか
同資料より、転職後の労働時間の変化も確認しましょう。
転職後に労働時間が「増加した」は26.3%、「変わらない」は33.6%、「減少した」は39.3%。
減少した方が最も多いとわかります。
年齢別に見ると20~30代と50代は約4割が「減少した」となっていますが、40代は3割強です。
まとめにかえて
実際に転職した人の賃金や労働時間をみると、20~30代での転職が賃金が上がり、労働時間が減る傾向にあるようですね。
転職の際には給与や業務内容、福利厚生だけでなく、ライフスタイルに合うかなども関係してきます。また、自分のキャリアとして長い目でみても決断には悩むものでしょう。
データなども参考に、総合的に考えて検討されるとよいでしょう。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。