5. 早めにマネープランを考え、繰上げ受給は慎重に検討しよう

繰下げ受給をすれば65歳までの生活は助かるものの、生涯減額された金額を受け取るなど注意点も多くありました。

実際に繰上げ受給をしている人は国民年金で1割、厚生年金で0.5%でした。

公的年金の大きなメリットは「生涯受け取れる」点です。生涯受け取る金額と考えると、できるだけ多いほうが良いと考えるでしょう。

しかし定年後から65歳までの生活費をどうするかについては、早いうちから計画を立てておく必要があります。

セカンドライフに向けて固定費や生活費を抑えたり、仕事を長く続けたり、また不労所得で収入を得るという方法もあるでしょう。

いずれにせよ、繰上げ受給は慎重に考える必要があります。早いうちから老後のマネープランについて検討しましょう。

参考資料

宮野 茉莉子