2021年下半期にLIMOで配信した人気記事から、もう一度読み直したい!「編集部セレクション」をお届けします。
(初公開日:2021年10月7日)

2021年度の「夫婦世帯の標準的な年金額」(モデル世帯)は月額約22万496円です。

ちなみにこのモデル世帯の定義を見てみると…。

夫が平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。

引用元:日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」

つまり、「夫がサラリーマン、妻が専業主婦の状態が40年間継続した場合」を仮定したのが、このモデル世帯ということになります。

夫婦世帯の働き方が多様化してきていることをふまえると、この「モデル世帯」のすがたは、現在の「標準的な夫婦世帯」からやや乖離しているといえそうです。

私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまからお金の相談を受けてきました。その経験もふまえ、今のシニア世代が受け取る年金額を参考に、さまざまな世帯状況を想定してお話していきたいと思います。

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