実は買わない方がいいインデックス投資信託2. 保守的過ぎるファンド
リスクは怖いと考える方は多いですが、一方で考えておきたいのは「つみたてNISAのメリットは通常20.315%運用益にかかる税金が非課税になる」という点です。
このメリットを最大限活かすには、利益を出さなければ意味はありません。ご自身が運用する中でも、増える期待ができるものに投資をすることを検討しましょう。
特に初心者だと「元本が割れるのは恐いからリスクが低いものを選ぼう」と考える方が多いですが、必ずしもそれが正解とはいえないのです。
リスクは、運用の「振れ幅」に対して使います。つい怖さから悪い意味で想像する方が多いのですが、あわせて「プラスの振れ幅」も考えたいところ。
リスクが小さいということは、プラスの成果が出た場合もその増える幅は小さく、利益も少なくなりますよね。
つみたてNISA制度を運用するならば、適切なリスクを取って運用することを考えましょう。
ただし、実際には個人差があり、年代やとれるリスクによっても異なります。
投資期間が長くとれない場合や、安定資産が少ない場合にはリスクを抑えたファンドを選ぶことが適切となることもあるでしょう。
「自身の今ある資産」「ライフイベントやライフプラン」「これからの収入」を総合的に考えた上で、必要なリスクを見極めることが重要です。
実は買わない方がいいインデックス投資信託3. 投資対象が一国集中のファンド
投資でリスク抑えるために、最も簡単な方法は「分散」です。
投資対象が「全世界」や「外国株式」といったように、複数の国の銘柄から成り立っているファンドを選ぶとリスクもある程度抑えられるでしょう。
「日本株式」や「米国株式」といった「一国集中」型のファンドは、その国に対してリスクを一任していることになります。
何十年と長期で運用する場合には一国に頼るというより、分散投資をしてリスクを抑えていきましょう。