実は買わない方がいいインデックス投資信託4. 勧められただけのファンド
ネットやSNSを見れば、つみたてNISAに関する情報が数多く載っています。
参考にするのは構いませんが、「このサイトやこの人が勧めているから」「残高が大きいし人気だから」と鵜呑みにしてすぐにはじめるのはお勧めできません。
つみたてNISAの非課税期間は20年ありますね。
運用をはじめて数年は好調だとしても、20年と考えれば、山(上昇)もあれば谷(下落)もあるでしょう。今回のコロナ禍のように、いつ、何が起こるかはプロでも、誰にもわからないのです。
だからこそ、「下がった時」のことも前もって想定しておきたいところ。
元本割れ期間が数カ月、数年続くと、不安に駆られて我慢できずに売却をしてしまう人も多くいます。
下がった時こそ冷静に、「自分はこの理由があるからこそ、この投資信託を選んだ」と思えることが大切でしょう。
まずは「どういった投資対象なのか、運用方針、増え方、信託報酬」など、一度自身で調べることが基本です。そして将来起こるかもしれない下落局面でも乗り切ることができ、「将来的に成長できる」と思える対象への投資を考えると良いでしょう。
主体的な姿勢が大切
毎月積み立てていく金額は、ご自身の大切な資産です。だからこそ、主体的に調べて選んでいきましょう。今回ご紹介したポイントも参考にしていただけると幸いです。
投資はあくまでも自己責任となります。投資信託は運用をプロに任せるといっても、利益を得るのも、損をするのも結果はすべて自分に返ってきます。
つみたてNISAは上手く使えば良い制度となります。受け身の姿勢ではなく、自分で調べて納得のいく商品に出会えるように行動してくださいね。
参考資料
齋藤 英里奈