おひとりさまの老後準備:50歳を目途に収支を考えた貯蓄
男性・女性のおひとりさまどちらも、50歳になったら年間生活費を洗い出し、老後受け取る予定の年金を「ねんきん定期便」などで確認し、収支が合うかどうかを確認しておきましょう。
そして、生活費と年金受給額の差額の不足分が準備できているかどうかを確認し、足りなければ、貯蓄しましょう。
貯蓄として有効なものに、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)があります。
iDeCoは、積立・運用・受け取りのどの時点でも税制優遇を受けることができる制度です。
まず、毎年拠出した積立金はすべて所得控除の対象になり、所得税や住民税を安くすることができます。そして、iDeCoの運用で得た利息、投資での利益には税金がかかりません。さらに受取時は、一時金の場合は退職所得控除、年金の場合は公的年金等控除の対象になります。
また、つみたてNISAは、投資信託などで得た配当金や分配金、売却益などに対して、通常であればかかるはずの税金(20.315%)がかからなくなる制度です。毎年40万円まで、投資の利益にかかる税金を最長20年間非課税にできます。