非正規で働く女性の約4割は年収100万円未満

2021年平均の仕事からの年間収入階級別割合を男女、正規、非正規の職員・従業員別にみると、以下の通りでした。

出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果の概要」をもとに筆者作成

男性の正規の職員・従業員は500~699万円が23.5%、300~399万円が19.2%となる一方、非正規の職員・従業員は100万円未満が29.2%、100~199万円が27.0%となりました。

また、女性の正規の職員・従業員は200~299万円が26.7%、300~399万円が24.6%となる一方、非正規の職員・従業員は100万円未満が42.2%、100~199万円が38.7%でした。

男女ともに、非正規で働く人は年収100万円未満が最も多く、女性にいたっては4割以上が年収100万円未満、8割ほどが年収200万円未満で働いていることが分かります。