非正規で働く理由「自分の都合のよい時間に働きたいから」

非正規の職員・従業員についた主な理由を聞いたところ、男女ともに最も多かったのは「自分の都合のよい時間に働きたいから」という理由で、男性は1万人の増加、女性は34万人の増加になりました。

出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果の概要 第1 雇用者(正規,非正規の職員・従業員の動向など)」

男女別で現職の雇用形態について主な理由を別にみると、男性は2021年平均で「自分の都合のよい時間に働きたいから」と回答した人が187万人(30.2%)と最も多く、次いで「正規の職員・従業員の仕事がないから」が105万人(17.0%)、「専門的な技能を活かせるから」が82万人(13.2%)となりました。

一方、女性は「自分の都合のよい時間に働きたいから」と回答した人が467万人(34.0%)と最も多く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」が310万人(22.5%)、「家事・育児・介護等と両立しやすいから」が209万人(15.2%)という結果になっています。

「正規の職員・従業員の仕事がないから」という理由を見ると全体では10.7%でしたが、男性17.0%、女性7.9%と女性より男性の割合が10ポイント近く高い数字になっています。

自分の都合で働く時間を決められる自由度から非正規での働き方を選ぶ人がいる一方で、正規雇用で働きたいが、非正規で働かざるを得ないという人も一定数いることも分かります。