4. 「お金のことは、お金のプロに」
今回は、老後の厚生年金受給額の分布のイメージをつかみつつ、老後のお金づくりについても考えてきました。
貯蓄額や年金額、そしてなにより理想の老後は人それぞれです。よって、必要となる老後資金にも個人差があります。
とはいえ、「人生100年時代」を生きるであろう私たちにとって、老後を見据えたお金の準備は必須であるといえるでしょう。
まずは、ご自身の今の貯蓄額と年金受給の見込額、そして年金受給が始まるまでの「支出」と「収入」をざっくりとリストアップしていきましょう。
「今から」どのような準備をすればよいかを考えるきっかけの一つになるはずです。
家計の見直しや、老後資金の育て方など、「将来を見据えたお金のこと」を考えてみませんか。「お金のアドバイザー」に気軽に相談することからスタートされてもよいでしょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」
- 日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」(2020年8月21日)
- 金融庁「人生100年時代における資産形成」(平成31年4月12日)
- 公益財団法人生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」
- 日本年金機構「ねんきんネット」
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
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熊谷良子(LIMO)『【厚生年金】ひと月の受給額「10万未満の人」の割合』
佐藤 雄基