2024年4月25日、リスクモンスター株式会社は「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査結果を発表しました。
今回の調査結果では、公務員が1位、2位を独占。経営の「安定性」を最も重視している傾向が明らかとなりました。
公務員といえば、一般企業と比べて給与などの待遇が厚く、定年時にはまとまった退職金を受け取れることから一生安泰というイメージがあります。
では、公務員に転職して定年まで働いた場合、どのくらいの退職金を受け取れるのでしょうか。
今回は公務員と一般企業の退職金事情を比較していきながら老後に対する備えについて考えていきたいと思います。
1. 【調査結果】子ども/孫に勤めてほしい企業ランキング
リスクモンスター株式会社は5月5日のこどもの日に合わせて、父母・祖父母800名に対し、お子さん/お孫さんの将来の職業についてどのように考えているのか、アンケート調査を実施しました。
調査概要は以下の通りです。
- 調査名称 :第12回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査エリア:全国
- 期間 :2024年3月15日(金)
- 調査対象者:未成年の子・孫(男女)をもつ20~69歳の男女個人800名
- 調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出
- 有効回収数:800サンプル
「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査のランキング1位は「国家公務員」(回答率16.0%)となりました。
次いで2位も「地方公務員」(同13.3%)となっており、親や祖父母世代からは依然として公務員の人気が高いことが分かります。
なお、子・孫に勤めてほしい企業において重視するイメージについて調査したところ、1位「経営が安定している」(回答率46.1%)、2位「過重労働・ハラスメントがない」(同40.5%)、3位「福利厚生が充実している」(同39.5%)の順となりました。
1位の「経営が安定している」は、子・孫、男女問わず高い回答率を得ており、子や孫の勤務先に対して、事業の安定性をもっとも重視する傾向が分かりました。
ひとことに公務員といっても「国家公務員」と「地方公務員」ではどのように違うのでしょうか。
次章では「国家公務員」と「地方公務員」の違いについて解説していきます。