年収は上がらないが「負担するお金」は増えた
この30年平均年収はほとんど上がっていませんが、一方で負担するお金は増えています。例を見ていきましょう。
- 〈消費税〉1989年に消費税が3%で導入→現在は10%(軽減税率8%)に増税
- 〈厚生年金の保険料率〉1990年代初め約14%→現在は18.3%に引き上げ
- 〈国民年金の保険料〉1990年に月8400円→現在は月1万6590円に引き上げ
- 〈健康保険料〉2008年に8.20%→現在は10%に引き上げ(協会けんぽ:全国平均)
消費税は大きなニュースになることも多く、日頃の買い物でも実感する項目です。
しかし給与天引きのお金は気にしない方もいるのではないでしょうか。
昇給しているのになぜか手取りがあがらない。そう感じている方は、引かれるお金がじわじわ上昇していたことに原因があるのかもしれません。
今後も雇用保険料の引き上げなどが控えており、ますます厳しく感じることでしょう。
児童手当や保育無償化など、この30年でもらえる手当が増えた事実はあります。しかし大学の学費は上昇傾向にあり、「子育てが楽になった」と感じる人は少ないのではないでしょうか。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)