2. 貯蓄1000万円でも安心できない?

「年収600万円で貯蓄1000万円あれば、安心して生活できそうだ」と思った方も多いのではないでしょうか。

たしかに、数字だけ見ると余裕がありそうにも感じられます。しかし、その背景にある「家庭の状況」をのぞいてみると、そうとも言い切れない様子がうかがえました。

先ほどの総務省の家計調査報告によると、年収600万円の世帯の世帯主の平均年齢は、年収600万円~650万円の世帯で平均47.5歳、650万円~700万円の世帯で平均48.4歳となっています。

さらに、世帯の中で18歳未満の人が1名程度いることが分かります。18歳未満というと、大学進学を視野にいれている家庭も多いはず。「私立と国公立」、「自宅通学と下宿」などの選択肢にもよりますが、1000万円以上の費用が発生する場合も珍しくありません。その費用を貯蓄から捻出するとなると、「1000万円の貯蓄があれば安心」とはいえない状況でしょう。