4. 70歳以上の「貯蓄額」はどのくらい?
では、今回のお話のメインである「70代以上のシニア世帯」の貯蓄について、先述の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」より確認していきます。
さきほどの貯蓄額分布のデータの中で、「70代以上の平均貯蓄額が2252万円)である、と触れました。ここでは、その貯蓄の中身を確認していきます。
4.1 70代以上の「貯蓄の種類別貯蓄現在高」(二人以上の世帯、2019年)
金融機関
- 通貨性預貯金・・・580万円(25.8%)
- 定期性預貯金・・・962万円(42.7%)
- 生命保険など・・・352万円(15.6%)
- 有価証券・・・347万円(15.4%)
金融機関外・・・11万円(0.0%)
※四捨五入の関係で合計100%になっていません
これらをあわせると、70代以上の平均貯蓄額は約2252万円となるのです。
冒頭でご紹介した「無職高齢者」の平均「2244万円」とほぼ同じです。