2. 富裕層の行動・思考①「ムダなお金と時間は使わない」
バンバンお金を使うイメージがあるお金持ちですが、実際にはお金を使うことに対してシビアです。
物を買うときには「本当にこれに対してこれだけのお金を支払う価値があるのか」をじっくり考えます。
買うに値しないものは買わず、他で代替できるものがあれば代替するなどして、なんとなく新しいものを買うことはしません。物持ちも良く、時にはケチだと思われてしまうこともあるでしょう。
ムダなお金を使わないのは、「お金に対する価値基準」がしっかりしているとも言えます。
不要なものには使いませんが、使うべきコト・モノには使い、その判断の軸が定まっています。
その視点も目先のことだけでなく、中長期的な視点で考えていました。
これはお金を使うときだけでなく、お金を稼ぐこと(仕事)や投資に対しても言えます。
お金を稼ぐ・使う・投資することに対して、それ相応の価値があるのか、そこにかけるお金で将来的にどうなるかも俯瞰して判断しています。
また、「時は金なり」といいますが、時間に対してもムダな時間は過ごしません。
仕事は多忙なものの、メリハリをつけて友人や家族との時間を大切にしている人が多くみられました。
3. 富裕層の行動・思考②「考え方が中立的で、軌道修正が早い」
お金持ちは我が強かったり、自分の意見を強く持っていたりする印象があるかもしれません。
たしかに自分の意見はしっかりと持っていますが、それにこだわり続けたり、人に押し付けたりするようなことはあまりありません。
人の話をじっくり聞き、自分とは違う考えでもはじめから否定せず、そういう考えもあると一旦は受け入れます。
また、自分が持ち合わせていなかった価値観でも、良いと判断すれば受け入れ、時に考えや行動を変えることもあるでしょう。
人間誰しも失敗しますが、失敗をした時もきちんと受け入れ、どこを反省し次はどうすべきかを考えて行動するまでの時間が早いです。
時代や価値観は常に移ろいゆくもの。
自分の考えを持つことは大切ですが、固執してしまうとムダになることや損することもあるでしょう。