2. 不動産投資を「不労所得」に近づけるには?
ここまでお伝えした業務は、必ずしも全てオーナー自身がこなさなければならないわけではありません。
オーナー自身が賃貸住宅の管理をすることを「自主管理」といいます。それに対し、管理業務を管理会社に「委託」することも可能です。
管理業務を管理会社に委託するオーナーの割合は平成4年度「25.0%」でしたが、令和元年度には「81.5%」にまで増加しています。
3. 不動産投資を不労所得に!なぜ管理委託が増えているのか
賃貸住宅の管理委託が増えている背景には、賃貸住宅市場の変化があります。賃貸住宅は近年、大幅に増えており、それに伴ってオーナーの属性や状況にも変化が見られます。
令和元年時点で、会社員・公務員と兼業するオーナーは4割以上で、全体の約半数が賃貸経営の経験が10年未満です。さらに、オーナーの年齢層で最も多いのは60歳以上。つまり、自主管理が難しいオーナーが増えているということです。