1. 総務省による家計調査報告

2018年5月18日に総務省(統計局)は「家計調査報告」[貯蓄・負債編]平成29年(2017年)平均結果の概要(二人以上の世帯)を発表しています。同調査の中で世帯主の年齢階級別の貯蓄を開示しています。

1.1 年齢階級別の貯蓄高はどうなっているのか

同調査によれば以下の通りです。

  • 平均:1812万円
  • 40歳未満:602万円
  • 40歳代:1074万円
  • 50歳代:1699万円
  • 60歳代:2382万円
  • 70歳以上:2385万円

貯蓄の世代別傾向に関しては、一言でいえば、年齢を重ねるにしたがって、貯蓄高が増加しているということです。年収が上がってきたという過去のトレンドはあるでしょうが、年収が今後上がりにくいことがあるとすれば、こうした構造も時間とともに変化する可能性もあります。