2. デビットカードなら負債の先送りがやめられる
あまり人気のないデビットカードですが、実はかなり使える便利なカードなのです。知名度はクレジットカードよりだいぶ劣りますし、実際に使っている人もあまり見かけないかもしれません。
デビットカードとはそもそも、銀行口座の残高を限度に利用できるカードで、買い物をしたらその場で銀行からお金が引き落とされるというもの。クレジットカードとの大きな違いは、やはり「即時払い」というところです。
クレジットカードとは違い、銀行残高からすぐにお金を引き落とすという性質上、与信の必要がないために多くの場合は審査不要でデビットカードを作ることができます。
さらに、ポイント付与やキャッシュバックの特典があるデビットカードもあり、利用金額に応じた還元が受けられます。還元率はクレジットカードに劣る部分もありますが、クレジットカードのように負債を先送りにしなくていいというメリットがあることを考えると悪くないでしょう。
また、デビットカードの良さはATM手数料が節約できること。銀行ATMからお金をおろさなくても、クレジットカードのように色々なお店や通販サイトで使えるので、ATMへ駆け込む手間や時間、そしてATMを利用したときの手数料を節約することができます。
毎月数回の利用でも、時間帯によっては手数料が1000円を超える出費になることもあります。デビットカードを使いこなすことで上手に節約することができるというわけですね。
さらに、銀行口座直結ということもあり、デビットカードでの取引は通帳記入したときにすべて記帳されます。自分の出費を管理しやすくなり、通帳自体が家計簿のようになるのも非常に大きな魅力と言えるでしょう。
お金持ちの人は、実は意外とムダ使いをしないもの。ATM手数料のように、使わなければ払わなくていいものにはお金は使わないという人も多いのです。デビットカードとクレジットカードそれぞれの良さを自分の必要に応じてうまく使い分けができているという印象です。