1. 他人には聞けない貯金の金額

どんなに仲が良くてもなかなか他人にはお金の話は聞きにくいもの。

ただ、他人の財布の中身は知りたい、という気持ちは誰しもあるのではないでしょうか。

そこで今回は金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)による「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2017年)をもとに二人以上世帯の貯蓄がどの程度なのかを見ていきましょう。

2. 金融資産保有額1000万円以上が当たり前?!

同委員会の調査によれば、金融資産保有額の平均値は1151万円!

そして前回調査よりも増加しているとのことです。

ここでいう金融資産には、預貯金のほか、保険や株式や投資信託などの有価証券も含まれています。

そこで金融資産の金融商品別構成比をみると預貯金は54.1%ということで、金額に直すと約623万円。

つまり、平均値でみれば預貯金は1000万円を超えているということはありません。