4. 金融資産を持っている人の平均を見るとどうか
ここまでは金融資産を持っている人もそうでない人も含めた平均値や中央値を見てきました。
ただ、金融資産を持っていない方を除いた金融資産を持っている人の平均値をとると別の姿が見えてきます。
金融資産保有世帯の金融資産保有額は、平均値が1729万円となります。またその中央値は1000万円となります。
平均値1729万円の金融商品別の内訳をみると預貯金が937万円と、ほとんど1000万円近くの水準になってきます。
つまり、「金融資産を持っている人の平均の預貯金の額はほぼ1000万円」ということが言えます。
持っている人は持っているという皆様の印象に近い姿を示したデータといえるのではないでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2017年)
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青山 諭志