日産セレナの歴史!初代から存在するハイウェイスター

日産セレナの歴史は、1991年に登場したバネットセレナから始まります。登場時はボンネットがないワンボックスカーが多いなか、ボンネットを装備して乗用車に近いスタイリングが特徴で、RVブームで人気となりました。

画像:日産モータースポーツ&カスタマイズ公式

1996年には、日産の関連企業であるオーテックジャパン(現在は日産モータースポーツ&カスタマイズと社名変更)から、セレナのカスタマイズカーとしてハイウェイスターが登場。

当時、セレナにはグリルガードを装備したアウトドア仕様の「キタキツネ」や、2列目、3列目の座席が平らでベッドになる車中泊仕様の「アーバンリゾート」といった、RV仕様のカスタマイズモデルが用意されていました。

そのなかでハイウェイスターは、当時のミニバンでは貴重なエアロパーツを装備したカスタマイズカーとして注目され、一躍人気となりました。

その後、セレナ ハイウェイスターはカスタマイズカーから正式なグレードとして昇格。キタキツネやアーバンリゾートといったカスタマイズカーが時代の流れで消えた一方、ハイウェイスターは、現在も生き残っており、セレナの顔として今でも存在しています。

【日産セレナ】ハイウェイスターの特徴とは?燃費と価格も

画像:日産公式

現在のセレナ ハイウェイスターは、2016年に登場した現行型セレナをベースにした、上級グレードとして存在しています。

フロントガラスをやや寝かし、車体サイドのガラスを大きく取ったエクステリアは、他のグレードと変わりません。

ただ、ハイウェイスターには専用のエアロパーツや、大型のメッキ加飾を施したフロントグリルを採用することで、スポーティで豪華な雰囲気を強調しています。

画像:日産公式

インテリアに関しては、スマートシンプルハイブリッド仕様は2列目真ん中がスライドする8人乗り仕様。

e-POWER搭載車は、2列目が左右独立したキャプテンシートを標準装備した7人乗り仕様となっています。

上位グレードには汚れを気にせず利用できる防水シート仕様や合成皮革シート仕様を採用したグレードを用意。

安全運転支援機能の特徴としては、高速道路での渋滞や長時間の巡航走行でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をサポートするプロパイロットをハイウェイスターシリーズに標準装備。

パワートレインは、通常の2リッターガソリンエンジンと発進時にモーターを使用するスマートシンプルハイブリッド仕様と、1.2リッターガソリンエンジンを発電機として使い、モーターで走行するシリーズハイブリッドタイプ「e-POWER」の2種類のパワートレインを用意しています。

燃費はスマートシンプルハイブリッド仕様がWLTCモードでリッターあたり13.2キロ、シリーズハイブリッドタイプ「e-POWER」が18キロです。

セレナ ハイウェイスターの価格は、ガソリンエンジン仕様は307万100円から、e-POWER仕様が358万2700円からです。