2021年上半期にLIMOで配信した人気記事から、もう一度読み直したい!「編集部セレクション」をお届けします。
(初公開日:2021年1月21日)

「年収」は生活の豊かさをはかる一つの尺度であるといえるでしょう。今回は、世間一般でいう「中流」のイメージを持つ方も多い「年収600万円世帯」のお金事情についてながめていきます。

【注目記事】【年金】みんな本当は厚生年金と国民年金を月平均いくらもらっているか

1. THE中流「年収600万円」のゆとり感

国税庁の「令和元年(2019年)分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均給与は436万円。

居住地や家族構成などにもよるかと思いますが、「世帯年収600万円」と聞くと、ある程度のゆとりがあるご家庭、というイメージを持たれるかもしれませんね。

さて、この調査では、業界ごとの平均給与のデータをみることができます。それによると、「年収600万円台」の業界として「金融業・保険業」(平均給与627万円)が挙げられています。これは、「電気・ガス・熱供給・水道業」(平均年収824万円)に次ぐ、全業界のなかで2番目の高さ。やはり「年収600万円」は、ゆとりある年収ゾーンであると考えてよさそうです。