じめじめした天気が続く梅雨シーズンに入りました。この時期にやっておきたいガーデニング作業が「挿し木」です。
長く伸びた茎を切り取って挿し木にすれば、新しい株を増やせるだけでなく、長雨による株の蒸れも防げます。
今回は挿し木を成功させるコツや、挿し木にしやすいオススメの植物を紹介します。
6月が挿し木に適している理由
6月は降水量が多く、気温や湿度が上昇する時期。夏と比べると気温は低めで、強い日差しもありません。湿度の高さと暑すぎない気温が、挿し木をするには最適な環境といえるでしょう。
春に旺盛に生長した植物は、葉が繁り茎が長く伸びている状態。そのままにしておくと長雨で折れたり、倒れて土に触れたりすることも。挿し木を目的にした剪定で、株の風通しもよくなります。
挿し木の方法は?
挿し床を作る
挿し木用の土を、育苗トレイやビニールポットなどに入れたものが挿し床です。挿し床にする土は使い古しではなく、清潔で新しい用土を使いましょう。市販されている挿し床用の土を使うと便利です。
茎をカットする
茎を先端から10~15センチほどの長さにカットして挿し芽にします。春に伸びた新しい茎で、太くて元気なものを選ぶのがオススメ。
よく切れる刃物を使い、切り口を斜めにしておくと根が出やすくなります。葉は4~6枚ほど残して、ほかの葉や花は取り除きましょう。