5. 節約術3. 必要な分だけを買う

買い物の手間を減らすために、ミネラルウォーターやボディーソープなどの日用品について、値下げされているときに買いだめしておくようにしていたAさん。これを思い切ってやめたようです。

「外出自粛令が出ていたときは、ストックが役立つときもありました。ただ、振り返ってみると、ストックがある時のほうが、ないときよりも消費が速いことに気づいたんです。『安かったし、まだまだストックがあるから』というのが、使用量に影響していたのだと思います。それ以降は、どんなに安かったとしても、必要以上は買いだめないようにしました。」

6. 節約術4. まとめ買いや「割引」を控えた

つい買ってしまうものには、「まとめ買いで何円」となっているものや、「半額」など割引シールが貼られた商品なども挙げられるでしょう。こうした一見お得に見える商品を買う習慣も、Aさんは改めたようです。

「これまでは『3個で800円』などをみると、ひとつだけでいいのに単価が安いと思って、必要以上に買ってしまっていたんです。また、正規の値段なら気にも留めない商品も、割引シールが貼られていると、カゴにどんどん入れてしまうことも頻繁にありました。でも、必要以上に買ったものは、結局無駄になったり、『賞味期限前に使い切ろう』と、食べきれない量のご飯を作ることになったり、結果的に得していないことが多かったんです」と話すAさん。

「数個で何円となっているからといって、セットで必ずしも買う必要はないんです。割引シールの商品も、その日にすぐ使う予定があるときは買いますが、ただ『安い』という値段だけで買いそうになっているときは、自制して見送るようにしたんです。」