1. 節約術を編み出すきっかけ「年100万円の貯金」を目標に掲げたAさんの挑戦
さて、ここからは、ある人の体験談を紹介しましょう。
Aさんは地方都市在住の主婦。夫と小学生の子ども2人の4人家族です。子どもが学校に行っている間、近所の会社で、月8万円程度のパート勤務をしています。子どもたちが私立の学校に通いたい意思があるようで、数年前から「年100万円の貯金」を目標に掲げていました。これまでは、自分の給料はすべて貯金したうえで、夫のボーナスの何割かを貯金に回す方法で、その金額を達成してきました。
しかし2021年、コロナ禍の影響もあり会社の業績が落ち、夫のボーナス額が従来より半減してしまったとのこと。「今年の目標達成は厳しいかも」と思ったAさんでしたが、すぐに対策を考えました。「収入が減ってしまった分を『節約』や『家計の見直し』で補えるのではないだろうか?」
こうして、Aさんは節約術をいくつか実行し、2021年もなんとか貯金100万円を達成できました。