買わないほうがいい商品3. 人に勧められたインデックス投資信託

昨今、動画サイトやSNSでつみたてNISAを啓蒙する人が増えています。中には、自分の運用状況画面を共有する人もいるほどです。

影響力のある人がおすすめした投資信託を鵜呑みにすることは控えましょう。なぜなら、その人と、自分の資産状況や年齢、運用できる期間や目的は異なるからです。

特に、資産運用の場合、人によっては値動きの許容度がまったく異なります。つみたてNISAやインデックス投資信託が話題になっていて始めてみたものの、値動きが心配で寝られないといったことにならないよう、自分に合ったものを自分で考えてみましょう。

なんとなく選んでなんとなく始めてなんとなく解約すると、損する可能性は充分にあります。

大切な資産の運用は自分でしっかり考えてから始めるようにしましょう。

買わないほうがいい商品4. 理解できないインデックスファンド

つみたてNISAがブームになっているため、各運用会社が新しい投資信託を作り始めています。その結果、今となっては183本もの投資信託から選ぶ必要があります。

投資信託の名前を見ただけで中身がわかるものもあれば、わからないものもあります。

例えば、最近では「ターゲット・イヤー型」の投資信託が増えています。投資信託の名前に「2030」や「2040」など、数字が入っているものを見かけたことはあるのではないでしょうか。

これは、「2030年頃に退職ないしは資金を使う予定で、それまでに運用のプロが投資先の配分比率を自動的に調節してくれる」投資信託のことです。

この意味を理解せず、退職年齢や資金を使う時期に見合っていない投資信託を選ぶと、リスクのとりすぎや、とらなさすぎを招きます。

今後も各運用会社が新しい手法の投資信託を打ち出す可能性があります。実際に選ぶときは目論見書などを確認して理解した上で投資しましょう。