最近では、電気料金、ガソリン、食品などの値上がりが話題となっています。そんな中、6月半ばから8月にかけて、夏のバーゲン期間となります。
もしかしたら、「セール品で節約して、貯金をがんばろう」と考えている方がいるかもしれません。今回は、そんな方のためにセール品での節約についてまとめます。
「セール品で節約」は可能か、または大間違いなのか
昨年から、さまざまなモノ・コトが値上がりしています。いろんな工夫をしても、いつもよりも生活費にかかるお金が増え、無意識に「節約しないと…」と、考えることが多くなっていませんか。
そんな人は注意しましょう。もしかしたら、節約疲れでストレスが溜まっているかもしれません。
そもそもセールそのものが、顧客を消費行動へと導くイベントです。そんな場所にストレスを抱えた状態で向かえば「アレもコレも必要」「安いから買っておかなきゃ」など、衝動買いにつながってしまうかもしれません。
そうなれば「セール品で節約を目指したのが、大間違いだった」と後悔することになってしまいます。そうならないためには、セールに行く前に家の中をチェックし、本当に必要なモノを把握するようにしましょう。
本当に必要なモノは、1カ月以内に使うもの
本当に必要なモノというのは、1カ月以内に確実に使うものをいいます。それ以外は、セール品といえども今買う必要はないのではないでしょうか。
というのも、確実に使うものは、少々値段が高くても買わなければなりません。もし、その必要なモノがセール品で運よく手に入れば、節約できたことになります。
一方、安いだけの理由で買ったものが、実は不要だったということになれば、ただのムダ遣いになってしまいます。このようなことは、セール品ではありがちな大間違いです。そうならないためにも、必要性を冷静に見極めてから、バーゲセールに繰り出しましょう。
先取り貯蓄は、ゆとりある貯蓄術
買い物では、必要なもの以外は買わない習慣が何より大事です。一方、貯蓄の場合は、毎月決まった金額を淡々と貯める習慣が大事です。その際、適しているのが先取り貯蓄です。
先取り貯蓄というのは、収入の中から貯蓄分を先に取り分け、残りのお金で生活する貯金術です。この貯蓄術を取り入れれば、給与が入ってから月末まで、お金を使っているときに「貯金するお金を残さなきゃ」と余計なことを考えることがなくなります。
また貯蓄を自動化するだけなので、手間もかからずどんどんお金が貯まり、気持ちにゆとりが生まれます。
さて、この先取り貯蓄ができる制度には、主に積立定期預金、財形貯蓄、つみたてNISA、iDeCoの4つがあります。以下では、それぞれについて簡単に紹介します。
ゆとりある貯蓄術その1:積立定期預金
積立定期預金とは、毎月決まった日にちに決まった金額を、普通預金口座から積立定期預金口座へ自動的に振り込み、積立をする預金をいいます。
どの金融機関でも利用でき、金額の増減も自由にできます。金利が低いのが難点ではありますが、ネット銀行を中心に比較し、金利の高いところを選ぶとよいでしょう。
ゆとりある貯蓄術その2:財形貯蓄
自動財形貯蓄とは、給与天引きでできる先取り貯蓄です。自動財形貯蓄には、貯蓄する目的ごとに以下の3種類があります。
一般財形
用途の限定がなく、将来の「何か」に備えることに適しています。
住宅財形
将来、住宅を建てたり、購入したり、リフォームしたりなどを目的とした貯蓄です。
年金財形
将来の年金を準備するための貯蓄です。
このように、自動財形貯蓄は、目的ごとにお金を貯められるしくみです。
ゆとりある貯蓄術その3:つみたてNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)
同じ貯蓄でも定期預金などではなく、投資で行う方法もあります。つみたてNISAは、投資信託などで得た配当金や分配金、売却益などに対して、通常であればかかるはずの税金(20.315%)がかからなくなる制度です。
毎年40万円まで、投資の利益にかかる税金を最長20年間非課税にできます。
また、つみたてNISAのラインナップは、国が定めた基準を満たした投資信託・ETF(上場投資信託)のみであり、初心者が選びやすい構成になっています。
ゆとりある貯蓄術その4:iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)
iDeCoは、毎月一定の金額を積み立て、あらかじめ用意された積立・保険・投資信託などの金融商品で自ら運用する制度です。そして、運用の成果を原則60歳以降に一時金または年金で受け取ります。
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出所:厚生労働省「iDeCoの概要」
iDeCoには3つの税制優遇という特徴があります。
まず、毎年拠出した積立金はすべて所得控除の対象になるため、所得税や住民税を安くすることができます。そして、iDeCoの運用で得た利息、投資での利益には税金がかかりません。
さらに受取時は、一時金の場合は退職所得控除、年金の場合は公的年金等控除の対象になり、所得税を抑えることができます。ただし、原則60歳まで引き出せない点は注意しましょう。
まとめ
貯めるときは、先取り貯蓄で自動化。使うときは、必要なモノだけ。お金を貯める・使う、どちらの場合もシンプルに考えることがゆとりにつながります。
参考資料
舟本 美子
