4. 実はやめておきたいインデックス投資信託3.勧められただけで自分では内容がよくわからないファンド
今はネットやSNSを見ればつみたてNISAに関する情報が数多く載っています。
参考にするのは良いとしても「このサイトやこの人が勧めているから」「周りの人から言われたから」「残高が大きいし人気だから」と鵜呑みせず、まずはどういった投資対象なのか「運用方針、増え方や信託報酬」など一度自身で調べてから投資を行いましょう。
つみたてNISAの非課税期間は20年ありますね。つまり、その期間、運用し続けても自分で大丈夫だと思えるものを選ぶ必要があります。
運用をはじめると数年は成績が好調であっても、20年の期間を考えれば、山(上昇)もあれば谷(下落)もあるでしょう。
途中下がってしまい、その元本割れの期間が数ヶ月、数年と続くと、不安に駆られ、我慢できずに売却をしてしまう人が多くいるのも事実です。
下がった時こそ冷静に。
「自分はこの理由があるからこそ、この投資信託を選んだ」と振り返れるように、自身で投資信託の内容を抑えておきたいですね。理由がしっかりあれば、将来起こるかもしれない下落局面でも、きっと乗り切ることができるでしょう。
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/1級FP技能士/宅地建物取引士
龍谷大学経済学部を卒業後、三菱UFJ信託銀行株式会社に入社。おもに富裕層顧客向けに、投資信託、生命保険を活用した資産運用の提案、資産承継に関するコンサルティング営業に従事する。豊富な金融知識を活かし同社のトップテラーとして活躍、1000世帯以上の資産運用に関する相談業務経験をもつ。現在は個人向け資産運用のサポート業務をおこなう。顧客の潜在的なニーズを汲んで、最良の方法を提案することが強み。1級FP技能士、宅地建物取引士、一種外務員資格を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。