脱毛サロンのトラブルを避けるチェックポイント
ここからは、勧誘時および契約前のチェックポイントを解説します。
消費者トラブルを未然に防ぎ、満足のいく脱毛サロンを選ぶ参考となれば幸いです。
勧誘時のトラブルを回避する7つのチェックポイント
担当者からの勧誘(無料カウンセリング)で注意すべきポイントは次のとおりです。
- 最初に「契約するかはまだ分からない」と伝える
- 希望するコースの料金システム(部位による追加料金の有無・有料回数など)
- 施術以外にかかる料金(紙ショーツ代・シェービング代・麻酔代など)
- 解約システム(返金金額の算出方法・解約可能期間など)
- 予約キャンセル規定(キャンセル代が発生するタイミング)
- 希望コースのサービス内容(脱毛サロンごとにかなり異なる)
- 効果が見られない時のサロン側の対応
無料カウンセリングを受ける際は、必ず「この場で即決しない」意思を明確に示してください。結論は一旦持ち帰り、冷静になって他のサロンと比較しましょう。
万が一その場で契約してしまった場合でも、「クーリングオフ制度」なら8日以内で解約可能です。
ただし8日以内に1回でも施術を受ける、または契約者側に何らかの過失(年齢詐称など)があった場合はクーリングオフの対象外です。
クーリングオフの期間を過ぎていても、契約時の説明が不十分な場合は契約解除できる可能性もあります。
クーリングオフ期間外の対応については、無料の法律相談や弁護士の斡旋ができる消費生活センターに問い合わせましょう。
契約時のトラブルを回避する5つのチェックポイント
国民生活センターが公開している消費者へのアドバイスも紹介します。いずれも契約時によく確認しておきましょう。
- 脱毛エステの長期間にわたる契約は「解約しなければならないとき」も想定して慎重に
- 長期間の契約が心配なときは都度払いができるコースやエステ店を選択しよう
- 必ず契約書面で有償の期間・回数と単価を確認しよう
- 「月々○千円~」は月払い(都度払い)ではなく、クレジットの分割払金かもしれません。支払いが続く期間・回数も意識しよう
- 少しでも不安に思った時、トラブルにあった時は最寄りの消費生活センター等に相談しよう
※独立行政法人国民生活センター「脱毛エステの通い放題コースなどでの中途解約・精算トラブルに注意!「途中でやめたら返金なし!?」「解約したのに支払いは続く…」」より引用