独立行政法人国民生活センターが公表する脱毛サロンのトラブル相談件数は、2021年11月時点で2004件となっています。そのうち解約にまつわる相談は50.9%です。

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独立行政法人国民生活センター「脱毛エステの通い放題コースなどでの中途解約・精算トラブルに注意!「途中でやめたら返金なし!?」「解約したのに支払いは続く…」」

脱毛サロンでの「月額プラン」には月謝制とローン制があり、特にローン制は解約時にさまざまな制約があり、トラブルにつながるケースがあります。

そこで今回は、脱毛サロンを検討する前に確認すべきポイントについて解説していきます。

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脱毛サロン「月額プラン」は2種類ある

脱毛サロンの「月額プラン」には2種類あります。

1つは通い終わるまで一定額を支払う「月謝制」、もう1つは支払総額をローンで毎月支払う「ローン制」です。

それぞれ仕組みがまったく異なるので、しっかり確認しましょう。

「月謝制」の仕組み・解約のしくみ

「月謝制」とは、通い終わるまで一定額を支払い続ける方法です。

イメージとしては習い事の月謝と同じです。自分から解約を申請するまで、毎月決められた金額を払い続けます。

月謝制を選択するメリットとデメリットは次のとおりです。

月謝制のメリット

  • 短い施術期間で解約すると、支払総額が安くなる
  • 効果を実感できたタイミングで解約できる
  • 解約手数料がかからない

月謝制は自由なタイミングで解約できるほか、解約手数料もかかりません。解約トラブルを避けたい方は月謝制を検討してみましょう。

また施術期間が短いコースでは、月謝制を選択するとローンを組むより割安になります。

月謝制のデメリット

  • 施術期間が長いと、ローン制よりも支払総額が高額になる
  • サロンに行けない時でも料金がかかる
  • サービスはローン制より劣る場合もある

月謝制は施術期間が長いと割高になるほか、忙しくてサロンに行けない時でも支払いが発生します。

また一概には言えませんが、ローン制よりもサービス内容が劣るケースもあるようです。

「ローン制」の仕組み・解約のしくみ

「ローン制」とは、施術内容・回数・支払総額があらかじめ決まっている回数制プランをローンで支払う方法です。

家や車などのローンと仕組みは同じです。返済総額から逆算し、毎月いくら支払うかを契約の段階で決定します。

ローン制を選択するメリットとデメリットは次のとおりです。

ローン制のメリット

  • 最初から支払総額が決まっている
  • 毎月の支払いは月謝制よりも割安になることが多い
  • サービスは月謝制より優れているケースもある

支払総額があらかじめ分かっているため、予算管理しやすいのがローン制の大きなメリットです。

毎月の負担は月謝制よりも割安なことが多いほか、「前日でもキャンセル料0円」「剃り残しシェービング無料」などサービスが充実しています。

ローン制のデメリット

  • 解約手数料や違約金がかかる場合がある
  • 解約時の条件が各社で異なる
  • 施術が完了した後も支払いが続く

ローン制は途中解約が非常に厄介です。

解約手数料や違約金がかかるタイミングは各社でまったく異なります。

次に紹介するトラブル回避のチェックポイントを参考に、契約前の確認をしっかり行いましょう。

脱毛サロンのトラブルを避けるチェックポイント

ここからは、勧誘時および契約前のチェックポイントを解説します。

消費者トラブルを未然に防ぎ、満足のいく脱毛サロンを選ぶ参考となれば幸いです。

勧誘時のトラブルを回避する7つのチェックポイント

担当者からの勧誘(無料カウンセリング)で注意すべきポイントは次のとおりです。

  • 最初に「契約するかはまだ分からない」と伝える
  • 希望するコースの料金システム(部位による追加料金の有無・有料回数など)
  • 施術以外にかかる料金(紙ショーツ代・シェービング代・麻酔代など)
  • 解約システム(返金金額の算出方法・解約可能期間など)
  • 予約キャンセル規定(キャンセル代が発生するタイミング)
  • 希望コースのサービス内容(脱毛サロンごとにかなり異なる)
  • 効果が見られない時のサロン側の対応

無料カウンセリングを受ける際は、必ず「この場で即決しない」意思を明確に示してください。結論は一旦持ち帰り、冷静になって他のサロンと比較しましょう。

万が一その場で契約してしまった場合でも、「クーリングオフ制度」なら8日以内で解約可能です。

ただし8日以内に1回でも施術を受ける、または契約者側に何らかの過失(年齢詐称など)があった場合はクーリングオフの対象外です。

クーリングオフの期間を過ぎていても、契約時の説明が不十分な場合は契約解除できる可能性もあります。

クーリングオフ期間外の対応については、無料の法律相談や弁護士の斡旋ができる消費生活センターに問い合わせましょう。

契約時のトラブルを回避する5つのチェックポイント

国民生活センターが公開している消費者へのアドバイスも紹介します。いずれも契約時によく確認しておきましょう。

  • 脱毛エステの長期間にわたる契約は「解約しなければならないとき」も想定して慎重に
  • 長期間の契約が心配なときは都度払いができるコースやエステ店を選択しよう
  • 必ず契約書面で有償の期間・回数と単価を確認しよう
  • 「月々○千円~」は月払い(都度払い)ではなく、クレジットの分割払金かもしれません。支払いが続く期間・回数も意識しよう
  • 少しでも不安に思った時、トラブルにあった時は最寄りの消費生活センター等に相談しよう

※独立行政法人国民生活センター「脱毛エステの通い放題コースなどでの中途解約・精算トラブルに注意!「途中でやめたら返金なし!?」「解約したのに支払いは続く…」」より引用

消費生活センターのトラブル事例を紹介

最後に、消費生活センターに寄せられたトラブル事例をご紹介します。

5年通い放題の脱毛エステを2年目に中途解約しようとしたら断られた!

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出所:独立行政法人国民生活センター「エステの契約をしたが、途中で解約できるか」

こちらのケースでは、消費者は「5年通い放題」という認識でしたが、実際には「契約期間は1年で2年目以降はアフターサービス期間」という契約になっていることからトラブルに発展しました。

解約時のトラブルを避けるためにも、これらの資料をしっかり確認しておきましょう。

脱毛サロン各社のサービス内容をしっかり確認しよう

脱毛サロンごとにサービス内容や解約システムはかなり異なります。

決して妥協せず、複数の脱毛サロンからぴったりのサービスを選びましょう。

参考資料