1. 国家公務員の主な職種や人数を確認
公務員と聞くと、役所などに勤務する職員をイメージすることが多いと思います。しかし、一般的に地方行政を担うのは地方公務員であり、国家公務員ではありません。
国家公務員とは国の業務に従事する職員で、省庁職員、自衛官、大使、裁判官、国会議員、検察官などがあてはまります。
人数はそれほど多くなく、人事院の「令和3年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、2021年4月1日現在で給与法等の適用を受ける常勤職員は25万3000人でした。難関とも言われる国家公務員試験をパスした人材が、少数である国家公務員となれるのです。
2. 国家公務員の月額給与は平均いくら?
では、国家公務員の月額給与は平均で毎月いくらくらいなのでしょうか。ひとことに国家公務員といっても、その職種はさまざまです。ここでは「一般行政事務をおこなっている行政職俸給表(一)の給与」を参考にしていきます。
2.1 行政職俸給表(一)の給与
- 職員数:13万9627人
- 平均年齢:43歳
- 平均経験年数:21年
- 平均給与月額:40万7153円
平均給与は月額40万7153円でした。こちらの給与には、基本給の他に地域手当や扶養手当など各種手当も含まれています。
ここで2019年の調査も確認してみましょう。こちらでは、平均給与月額は41万1123円でした。俸給表を見る限り、ここ最近では減少しながら推移しているようです。