リスクを見える化した上で、自分に合った選択を
リスクばかりを挙げると不安になってしまいますが、漠然とした不安を抱えているより良いでしょう。考えられるリスクをすべて挙げた上で、自分のリスク許容度やとれるリスクを選ぶことが大切です。
投資信託には損をするリスクがあるため、基本的には万が一に備えて生活費の3カ月~6カ月分の預貯金を用意しておきたいところ。自分はどのリスクなら取れるかもよく検討したいところです。
NISA制度の中でも、「つみたてNISA」であれば、少額から毎月一定額を積み立てていくことができます。
つみたてNISAは毎年40万円まで、最長20年間非課税になる制度(最大非課税枠800万円)。これならば投資対象の分散だけでなく、買い付け時期の分散もできます。
このように「自分が取れそうなリスク」を探っていくことで、投資へのハードルも少しずつ下がっていくでしょう。
現在はさまざまなモノの値上がりが続いていますが、預貯金のみというのもリスクがあります。何にでもリスクがある中で、今の時代に合った対応策を知ること、はじめることは今後も必要となっていくでしょう。
今回のデータを参考に、運用についてまずは情報収集してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 内閣府「経済財政運営と改革の基本方針 2022(仮称) (原案)」
- 野村アセットマネジメント「投資信託に関する意識調査 ~若い世代に広がる資産形成の動き~」(2021年4月2日公表)
- 一般社団法人投資信託協会「投資信託が持つリスク」
- 金融庁「つみたてNISAの概要」
宮野 茉莉子