6月の受給分から、令和4年度の年金額が適用される「国民年金と厚生年金」。
昨年度より0.4%の減額となりますが、具体的にいくらになるかご存知でしょうか。
今回は6月受給分からの国民年金の満額と、モデル夫婦の受給額をご紹介します。年金をどれくらい受け取る人が多いのか、1万円ごとの受給権者数もみていきましょう。
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1. 公的年金(国民年金・厚生年金)の仕組みとは
「2階建て」と言われる日本の公的年金。
1階部分は「国民年金(基礎年金)」。
2階部分が国民年金に上乗せして加入する「厚生年金」です。
主に受け取る方は以下の通り。
- 自営業や無職、専業主婦(主夫)など:国民年金のみ
- 公務員や会社員など:国民年金+厚生年金
国民年金は一律の保険料を支払うので、加入月数により受給額が左右されます。
一方で厚生年金は収入に応じて定められた保険料を払うので、加入月数のほかに収入の影響を受けます。