2. 6月受給分からのモデル夫婦の「国民年金と厚生年金」受給額
公的年金は物価や賃金の動向に応じて給付の水準を改定します。令和4年度の年金額は、昨年度に比べて0.4%減額されています。
具体的に確認しましょう。
国民年金の満額(月額)
- 令和4年度:6万4816円(▲259円)
- 令和3年度:6万5075円
厚生年金(月額・モデル夫婦)
- 令和4年度:21万9593円(▲903円)
- 令和3年度:22万496円
※モデル夫婦とは、平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)。
国民年金の満額は259円減額されて6万4816円です。実際にはご自身の加入月数により、満額受け取れない方もいるでしょう。
厚生年金のモデル夫婦は、「サラリーマンの夫と専業主婦の妻」の組み合わせが想定されています。
令和4年度は21万9593円と、昨年度より903円少なくなっています。厚生年金の方が金額が多い分、影響が大きく見えますね。
一般的な夫婦であれば月約22万円受給しているようです。