3. 将来もらえる年金を増やすには
「月30万円もいらない」と感じる人もいれば、「30万円以上欲しいな・・・」と感じる人もいるでしょう。
足りないと感じるのであれば、今からでも努力して増やすことができます。
先ほど、厚生年金の受給額は、加入期間と報酬額で決まると説明しました。加入期間については、厚生年金制度を導入している企業に属する期間を延ばすというのが選択肢になります。
国民年金の加入対象は原則20歳から60歳未満ですが、厚生年金については入社した時から原則70歳までとなります。
昨今、60歳を過ぎても働く人は増えているので、仕事が好きな人は70歳まで働き、不足分を補うことも可能です。
報酬額については、基本的には勤続年数に応じて上がっていく会社が多いでしょう。ただもっと大きく金額を上げたいのであれば、経験やスキルの向上を意識し、転職なども視野に入れたうえでキャリアアップを図ることが選択肢になります。
今努力することが、将来の自分も救うことになります。
4. お金に働いてもらう手もある
上記の通り皆さん自身が働くのはもちろん、皆さんの「お金」に働いてもらうのも効果的です。昨今、銀行預金の金利は非常に低く、お金をすべて預金していては、効果的に資産を増やすのが難しい状況です。
そこで選択肢として考えたいのが、投資信託や株式などを活用した資産運用です。
もちろんリスクはありますが、その分銀行預金よりも高いリターンが期待できます。
また、金融商品の種類も非常に多く、皆さんそれぞれに合ったリスク・リターンの組み合わせを考えることもできます。
将来のお金の不安をなくすためにも、ぜひ参考にしてみてください。
5. まとめにかえて
いかがだったでしょうか。
データを見てみると、気づくことも多かったのではないでしょうか。
今回ご紹介したデータを参考に、今一度年金のことについて考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
石津 大希