猫がエアコンの効いた部屋で快適に過ごすため、気をつけること

寒がりの猫でもエアコンの部屋で快適にすごすため、気を付けることは以下の2つです。

①    エアコンの風向きを水平にする

エアコンの風向きは、下向き、水平、スイングなどいろいろ調整できます。その中でおススメするのは、風向きを水平にすることです。

理由は、風向きが水平であれば必要以上に冷気が床面にたまらないこと。またエアコンについている温度センサーも、風向きが水平であれば天井付近の空気が冷えるため、設定温度に達したと感知すれば、緩やかモードに切り替わることなどが挙げられます。

一方、風向きが下向きであれば、ただでさえ下に溜まりやすい空気がさらに溜まってしまいます。

また冷気が下ばかりにいってしまうと、温度センサーの感知も遅くなり、部屋を冷やし続けることになってしまうでしょう。

それなら空気を動かすスイングにすれば良いかというと、そうでもありません。猫は、冷たい風が体に当たるのは嫌いらしく、エアコンをつけたら、そそくさと部屋から出ていってしまうこともあります。

猫の好みは個体差もあり、絶対とは言い切れない部分はありますが、風向きを水平にしておく方が冷えすぎを防止することができます。

②    猫用カーペット、湯たんぽを準備しておく

「エアコンをつけているのに、どうして猫用のカーペットに湯たんぽ?」と思うかもしれません。しかし、私たちもエアコンが効いた部屋で過ごしたあと、温かいお風呂に入って気持ちいいなと感じたことがありませんか。

それは猫も同じです。カーペットや湯たんぽのようなほのぼのと温かい場所で、ゆったり気持ちよさそうにしているのを目にします。

ヒトが感じることは、猫も同じのようです。冷やすばかりに注意が行くと、そこばかり気にしてしまいますが、ほどよく温めることも大事です。猫がどちらも選択できる環境を整えてあげましょう。

まとめ

夏の暑さをしのぐためのエアコン。熱中症を防ぐためには欠かせないものですが、猫にとって、寒さを感じることもあります。

適温はあくまでも目安の一つ。猫が何を感じているかは、自分自身の状況と重ね合わせてみれば、気づくこともあります。

参考資料

舟本 美子