50代世帯、負債と「純貯蓄額」はいくらなのか
50代世帯では、住宅ローンなどの負債を抱えている世帯もいることが予想されます。貯蓄があっても負債も抱えている場合、ほんとうの貯蓄額とはいえません。
ほんとうの貯蓄額を知るために、今度は平均の「負債額」を確認してみましょう。貯蓄額から負債額を引くことで求められた金額を「純貯蓄額」といいます。
同じく金融広報中央委員会の調査から、純貯蓄額の金額を見ていきます。
50歳代・2人以上世帯の借入金残高(借入金がある世帯)
50歳代・2人以上世帯のほんとうの貯蓄額(貯蓄額-借入額)
- 平均値:-35万円(1386万円-1421万円)
- 中央値:-600万円(400万円-1000万円)
貯蓄額から負債額を引いた額を「純貯蓄額」では、平均でも中央値でもマイナスとなってしまいました。
ただし、同調査では50代のうち73.2%が「借入金がない」と回答しています。借入金がない世帯も合わせた調査では、負債残高の平均は377万円、中央値は0円でした。
住宅ローン等の返済が終わっている世帯、あるいは賃貸住まいの世帯と、まだ住宅ローンの残っている世帯では状況が異なることがわかります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)