2022年6月1日から改正動物愛護管理法が施行されることに伴い、犬と猫に対するマイクロチップの装着が義務化されます。
マイクロチップとはペットの個体識別に役立てる電子標識器具で、直径2mm、長さ12mm程度のチップを体内に埋め込みます。
これにより、ペットが迷子になったときなどに役立ちます。
改正動物愛護管理法や世間の認知度について見ていきましょう。
6月1日から開始するマイクロチップ登録制度とは
改正動物愛護管理法により、2022年6月1日から犬と猫への「マイクロチップ装着」が義務化されます。
義務化の対象
義務化の対象となるのはブリーダーやペットショップといった販売業者なので、すでに飼っているペットや里親から譲り受けるペットは対象外です。
ただし努力義務とされているので、マイクロチップの趣旨を理解した上で装着することが望まれるでしょう。
マイクロチップに登録される情報
マイクロチップには世界唯一の15桁の数字が記録され、ここに飼い主の情報が登録されることとなります。
犬や猫をペットショップなどで購入する場合、最初の登録情報は販売業者になっています。このため、譲り受けた際に登録情報の変更が必要です。変更の際には登録証明書が必要となるので、紛失に注意が必要です。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)