学力差はどこから生まれる?世帯年収や本の数なども影響

子どもの学力に影響を与えるものとして、明らかに関係があるのは「親の経済力(年収)」です。

お茶の水大学の平成30年3月30日 保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」では、小学6年生と中学3年生の国語と算数(数学)の成績と、世帯年収の関係について調査を行っています。

出典:国立大学法人お茶の水女子大学(平成30年3月30日)「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」

小6、中3ともに、またすべての教科や問題においても、おおむね世帯収入が高いほど子どもの学力が高い傾向が見られました。

また、同調査で家庭の蔵書数と学力の関係を見てみると、家にたくさん本がある家庭の方が、子どもの学力が高いことが分かりました。

出典:国立大学法人お茶の水女子大学(平成30年3月30日)「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」

経済的な余裕がなければ、多くの本を買うことはできないため、収入が多い家庭の方が、子どもの学力は上がると言えるでしょう。