増える「働く70代」2010~2020年の推移とは
老後への不安はほぼ全ての年代が感じており、現代は働くシニアも増えています。
厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」より、年齢階級別の就業率の推移を2010~2020年まで見てみましょう。
「70~74歳」の就業率は2010年には22.0%でしたが、2020年には32.5%とこの10年間で約10ポイント増えています。「75歳以上」でも約1割が働いており、その理由としては貯蓄も影響しているでしょう。
60代を見ると、「65~69歳」は36.4%から49.6%と約13ポイント増。60代後半でもおよそ半分のシニアが働いていることになります。
「60~64歳」は2020年で約7割が働いている結果に。60歳でリタイアという人は少数派のようです。