増える「働く70代」2010~2020年の推移とは
老後への不安はほぼ全ての年代が感じており、現代は働くシニアも増えています。
厚生労働省「令和3年版高齢社会白書」より、年齢階級別の就業率の推移を2010~2020年まで見てみましょう。
「70~74歳」の就業率は2010年には22.0%でしたが、2020年には32.5%とこの10年間で約10ポイント増えています。「75歳以上」でも約1割が働いており、その理由としては貯蓄も影響しているでしょう。
60代を見ると、「65~69歳」は36.4%から49.6%と約13ポイント増。60代後半でもおよそ半分のシニアが働いていることになります。
「60~64歳」は2020年で約7割が働いている結果に。60歳でリタイアという人は少数派のようです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。