2022年4月1日、ついに不妊治療の一部に保険が適用されました。

これまで不妊治療は健康保険の適用外だったため、不妊に悩むカップルにとって経済的負担は計り知れないものでした。今回の保険適用により、負担が軽減されることとなるでしょう。

一方で、不妊治療の保険適用には気をつけたいポイントが2つあります。制度の概要を押さえるとともに、保険適用にかかる注意点をまとめてみました。

【関連記事】【厚生年金と国民年金】月平均ではみんないくらもらっているのか

1. 不妊治療が保険適用となった背景

これまでの不妊治療でも「治療と疾病の関係が明らかで、治療の有効性・安全性等が確立しているもの」には保険が適用されていましたが、原因が不明であるものについては自己負担となっていました。

しかし不妊治療では時に数十万円という高額な負担がのしかかることも多く、保険適用を望む声が強まっていたのです。

さまざまな議論を経て、2022年4月1日に保険が適用されることとなりました。