2. 資産運用・投資のリスクとリターンは比例する
金利が高ければ高いほど、受け取る利子(リターン)は当然ながら大きくなります。
ですが、高いリターンを得ようとすると、リスクも比例して高まります。
下図は、リスクとリターンの関係を表したものです。
私たちが普段利用することの多い「預貯金」は、ローリスク・ローリターンの位置にあり、続いて「債券(国債)」「投資信託」「株式」といった順に、ハイリスク・ハイリターンとなる傾向があります。
2.1 リスクとリターンのバランスを考えた運用で貯蓄する
大半の方が「リスクはとりたくない」と思われる一方で、預貯金では思うように増えないというのもまた、実感としてあるでしょう。
リスクとリターンのバランスを上手くとりながら運用することが求められるわけですが、「複利」の力を利用して長期運用をおこなえば、リスクをおさえることができます。
リスクとリターンのジレンマを軽減するうえでも、20代という年齢がアドバンテージになるのです。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。