高齢者世帯の平均は「年金は所得の6割」
「老後、自分の年金だけで生活できるのか」
「年金だけで足りないなら、月にいくら貯蓄から引き出す必要があるのか」
これは多くの方が気になるところでしょう。
厚生労働省と日本年金機構の資料によると、実際に高齢者世帯(65歳以上の人のみか、これに18歳未満の未婚の人が加わった世帯)で「公的年金・恩給」のみで生活する世帯は48.4%。
「公的年金・恩給は100%未満~60%」が27%、「公的年金・恩給は60%未満」が24.6%です。
高齢者世帯の1世帯あたりの平均年間総所得をみると312.6万円。
そのうち「公的年金・恩給」は199.0万円(63.6%)。その他の所得(労働による所得や企業年金、個人年金など)が36.4%です。
老後の月々の収入は個人差が大きいですが、平均年間総所得で見れば年金は約6割で、残りは働くことによる収入や個人年金などで補う必要があります。
現代で上記の状態ですから、今後は年金が老後の収入を占める割合が減ることも考えられるでしょう。