【住宅ローン】月返済額の計算方法

次に毎月の返済額の計算に移りますが、住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2つがあります。

それぞれで返済額や利息が変わるため、特徴と計算方法を分けて解説します。

住宅ローンの返済方法1. 元利均等返済の場合

元利均等返済とは、毎月の返済額が一定になる返済方法です。

金利が変わらなければ支払いが一定になるので、家計の計画を立てやすい返済方法です。ただし返済を始めた当初は返済額の内訳に占める利息の割合が大きく、返済残高がなかなか減らないという特徴があります。

元利均等返済の計算方法

月返済額={借入金額×月利×(1+月利)返済回数)}÷{(1+月利)返済回数−1}

元利均等返済の計算例

  • 借入金額:3000万円
  • 借入期間:35年(返済回数420回)
  • 金利:1.2%(月利0.1%=0.001)
  • ボーナス払い:無し

{3000万円×0.001×(1+0.001)420)}÷{(1+0.001)420-1}
≒月返済額 8万7510円

35年間の支払総額:3675万4301円
うち利息分:675万4301円

元金均等返済は、電卓だけで計算しようとすると非常に手間がかかります。正確に計算をする意味でも、金融機関のサイトにある返済シミュレーションサービスの利用をおすすめします。