【50代おひとりさま】厚生年金と国民年金の平均額を知る

先ほどの貯蓄分布では、50代おひとりさまの43.5%は貯蓄100万円未満です。

老後まであと十数年ですが、年金の受給額はどれくらいでしょうか。厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、現代のシニアの平均受給額を国民年金と厚生年金に分けて確認しましょう。

 国民年金の平均月額

〈全体〉平均年金月額:5万6252円

  • 〈男性〉平均年金月額:5万9040円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万4112円

厚生年金の平均月額

〈全体〉平均年金月額:14万4366円

  • 〈男性〉平均年金月額:16万4742円
  • 〈女性〉平均年金月額:10万3808円

※国民年金の金額を含む

国民年金は加入月数によって、厚生年金は加入月数や収入に応じて納めた保険料によって将来の受給額が異なります。また少子高齢化の影響により今後減る可能性もありますが、現段階では国民年金で平均5.6万円、厚生年金で平均14.4万円でした。

特に厚生年金は男女差があります。未婚か離別・死別によって働き方の傾向も異なるので、ご自身の受給予定額を知る必要があります。まずはねんきんネットなどで、老後の柱となる年金額を把握するといいでしょう。