2.子育て支援新制度で進む「地域型保育」と「認定こども園」の普及
子育て支援新制度では、「地域型保育」と「認定こども園」の普及を進めています。それぞれについて見ていきましょう。
①地域型保育
子育て支援新制度によって、「地域型保育」が誕生しました。保育ニーズの高い0~2歳の子どもを対象に、多様なスペースで少人数の預かりを行っています。都市部の待機児童問題の解決がおもな目的です。
地域型保育は市町村ごとに取り組まれているため、内容も自治体によってさまざまです。対象である0~2歳の子どもを持つご家庭は、どのような支援があるか、お住まいの市町村に問い合わせてみることをおすすめします。
②認定こども園
子どもの預け先として、以前は幼稚園と保育園の2つがおもな選択肢でした。共働きの場合は保育園に、専業主婦の家庭の場合は幼稚園に通わせていたのが傾向でしょう。2006年、幼稚園と保育園に加えて、「認定こども園」という3つ目の選択肢が誕生しています。
認定こども園は、教育と保育の両方を行う施設のことを指します。幼稚園と保育園の良さを併せ持っていると言えるでしょう。